本列島のほぼ中央に位置する京都府は、平安時代から明治時代になるまでの1,000年以上、日本の首都として、栄えました。
江戸時代末期の幕末では、動乱の中心部となり、現在の京都市街地は、幕府側と維新側の戦場の地と化しました。
その後、行われた明治維新とその改革により、都は東京へと移りました。
現在では、その資源を利用・活用し、世界的な観光地へとなっています。
京都は、北は福井県、南は大阪府、奈良県、東は三重県、滋賀県、西は兵庫県と多くの府県に接しています。
南北に細長い形であり、そのほぼ中央に位置する丹波山地を境にして、気候が日本海型と内陸型に分かれます。
丹後・中丹地域の海岸線は、変化に富むリアス式海岸で、豊富な景勝地や天然の良港に恵まれています。
そんな京都は、交通アクセスにも恵まれており、鉄道は、鈍行・地下鉄・新幹線が非常に整備されており、また道路も、下道も高速道路もきれいに整備されています。
敢えてないものをいえば、京都には空港がありません。
空港がない、数少ない都道府県の一つです。
ですが、近隣府県の伊丹空港や関西国際空港からのアクセスもよく、空港がないのはあまり問題ではありません。
そんな京都へのアクセスですが、京都市内へは公共交通機関を利用した方がいいでしょう。
道路は整備されているのですが、やはりそこは世界的な観光地。
渋滞箇所が多く、駐車場もすぐに満車になります。
また、人の往来も激しいため、やはり自家用車での移動はなるべく避けた方がいいでしょう。
特に、花見の時期である春や、紅葉シーズンの秋は、信じられないほどの人が押し寄せます。
公共交通機関も混雑しますが、公共交通機関を使った方が安全でしょう。
前述したとおり、空港のない京都ですが、その分、対応策を考えています。
例えば、私鉄の南海電鉄が行っている取り組みとして、国内・海外から関西国際空港を利用して京都を訪れるお客さまにむけて、関西空港と京都市内中心部を結ぶ鉄道アクセスに便利でお得なきっぷ「京都アクセスきっぷ」を販売しています。
さらに、南海空港特急「ラピート」の特急券が割引料金でご利用いただける特典付きも付いています。
きっぷの内容ですが、有効区間は、南海電鉄・関西空港駅~天下茶屋駅、大阪市交通局・天下茶屋駅~天神橋筋六丁目駅、阪急電鉄・天神橋筋六丁目駅~河原町駅ほか(天神橋筋六丁目駅から400円区間) この間の利用となっています。
関西空港駅から天下茶屋駅のりかえで堺筋線経由、京都・河原町駅までご利用の場合、普通運賃なら1,600円 ほどになりますが、 京都アクセスきっぷ:を使えば1,230 円となります。
京都市役所へのアクセスですが、やはり公共交通機関を使いましょう。
地下鉄東西線を利用した場合、京都市役所前駅を下車、北へ徒歩4分です。
京阪電車を利用した場合、三条駅を下車、北西へ徒歩約7分ほどになっています。